|「おりん」って少女目線で語られるお化けさ

「おりん」って少女目線で語られるお化けさんたちと人間のドロドロした色と欲の物語でした。
おりんちゃんの味方になるお化けさんがとても魅力的だったのに比べて、現実の人間に対する書き込みがイマイチだったかなというのが残念な所だったけれど、要所要所に広げたものを拾い上げて纏めていくというのがとても上手いと思った。

アマゾンの感想読んでると登場人物が多すぎるって話もあったけれど、私の中では必要最低限に絞り込んでるなという気があったかなと。

一度死に掛けて三途の川に行ってしまってから“お化けさん”を見れるようになった“おりん”の両親が開いた料理屋「ふね屋」の宴席に、どこからともなく抜き身の刀が現れた。成仏できずに「ふね屋」にいるお化け・おどろ髪の仕業だった。しかし、客たちに見えたのは暴れる刀だけ。お化けの姿を見ることができたのは、おりん一人。こちらの物件に騒動の噂は深川一帯を駆け巡る。しかし、これでは終わらなかった。お化けはおどろ髪だけではなかったのである。
なぜ「ふね屋」には、もののけたちが集うのか。なぜおりんにはお化けが見えるのか。調べていくうちに、30年前の恐ろしい事件が浮かび上がり……。死霊を見てしまう人間の心の闇に鋭く迫りつつ、物語は感動のクライマックスへ。怖くて、面白くて、可愛い物語のラスト100ページは、涙なくして語れない。

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